こんにちは、読書大好きナナチアンです。
今日は瀬木比呂志さんの「リベラルアーツの学び方」をご紹介します。
友人がもってきた言葉「リベラルアーツ」
リベラル=自由? アーツ=芸術?
私の絵結構自由だけど、これのことかな?(笑)
そもそもの題名の意味がわからない!
大丈夫です。一緒に学んでいきましょう。
リベラルアーツとは?
リベラルアーツとは、実践で使える教養です。
よく言っている人いますよね?
「サインコサインっていつ使うの?」「歴史興味ないしな・・・」
これって、実生活で使っていないから学ぶ必要がないと思っていますよね?
逆に建築系の人は「サインコサイン意外と使ってる」と言っています。ちなみにナナチアンは因数分解けっこう使います(笑)
では使える教養とは?
著者はこのように言っています。
横断性
⇒自然科学、思想、哲学、数学などのジャンルの壁がない
普遍性
⇒ありゆるジャンルに共通する教養
広い世界とのコミュニケーションの基盤
⇒他分野、他集団の人々や海外の人々と生き生きとしたコミュニケーションを行うためのツール
飾りやファッションではなく身につき使いこなせる教養
⇒社会に起こっているさまざまな問題について考える基盤となる思想的道具
その人固有の「生」のカタチと結びついた教養
⇒人間性、子供のころから変わらない本質に結びついている教養
理論と実践の両輪をつなぐシャフト
⇒理論派と実践派の共通言語
リベラルアーツを学ぶことにより、「問いを見つけ解決する」というような自分で考える力となります。
リベラルアーツを身につけるためは
書物や芸術に親しむことにより、リベラルアーツを身につけることができます。ですが、ただ書物や芸術を楽しむだけではなく、こちらの注意点をふまえて楽しみましょう。
リベラルアーツを身につける際の注意点
批評的・構造的に物事をとらえる
- 物事の全体を客観的に分析し、その中で重要な事実を選び、相互関係を考えて推論する。
- 自分なりの批評の基準を定める。基準をさだめるには広がりと奥ゆきのあるものの見方と、洞察力と直感により本質をつかむものの見方が必要。
- 批評的・構造的に物事をとらえた上で、自分の意見をもつ。
作品と対話し、生き生きとしたコミュニケーションを図る
⇒作者はある分野ではすごい人だが普通の人間であり、作品から得られる感情を大事にする。
歴史的・体系的な全体像の中に位置づける
⇒同じジャンル、同じ作者、同時代の他のジャンルとの関連を考える。
視点を移動し、橋をかけ、共通の普遍的な問いかけを知る
⇒さまざまな作品・作者を個別でとらえずに、共通する普遍的な問いかけを知る
ある分野の方法をほかの分野に転用する
自己を相対化・客観化して見つめる
⇒議論や主張が、自分の立場や利益に影響されているのかを検証する
また、リベラルアーツを身につけるために役立つスキルもご紹介します。
情報収集と情報処理をどのように行うか
⇒書物、補充的にインターネット、雑誌の特集号(質と希少性)
情報とアイディアをどのようにストックするか
⇒重要なのは情報が頭の中に入っていること、情報をすぐにひきだせること
収集、蓄積した情報からどのようなものを生み出したいのか(機能性とコスト)
⇒なるべく自分がよく理解していて、これからの仕事・人々や社会に与える影響/効果が大きいもの
書物や作品のコレクションを作ることにはどんな意味があるのか
⇒いつでも手に取れる場所、タイトル・背表紙が眺められる場所にあることによって、自分の生きてきた精神の形、その位置する場所が確かめられる
何からどのように学ぶのか
最後に実例をあげていきます。
実際の本には、学ぶための書物や学んだことが書かれていますので、読んでみてください。
- 自然科学とその関連書から、人間と世界の成り立ちを知る
- 社会、人文科学、思想、批評、ノンフィクションから批評的・構造的に物事をとらえる方法を学ぶ
- 芸術から、物事や美に関する深い洞察力を身につける
まとめ
なんとなくリベラルアーツについて理解できました。
ざっくり言うと、「いろんな知識を、組み合わせて使おう」って感じかな。ざっくりしすぎ?(笑)
リベラルアーツという言葉については初めて知りましたが、点と点ではなく、線・面・立体で物事をとらえる練習は必要だとずっと思っています!
訓練あるのみですね。