こんにちは。読書大好きナナチアンです。
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」
すごいタイトルじゃないですか?この題名をつけたコピーライター天才だと思います。めちゃ気になる!
内容は、エッセイ集です。
作者はロバート・フルガムさんアメリカ人。様々な職業を経験し、身の回りの何気ないことについて深く考えるのが好きだそうです。
幼稚園で学んだことをのべたくだりが口づてに広まってひとり歩きをはじめ、公共の掲示板に貼りだされるようになった。あるとき学校が彼の文章をプリントにして配り、出版社に勤めている保護者の目に留まって出版となったそうです。そのくだりがすでにおもしろい。
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ
- 何でもみんなで分け合うこと
- ずるをしないこと
- 人をぶたないこと
- 使ったものは必ずもとのところに戻すこと
- ちらかしたら自分で後片付けをするすこと
- 人のものに手を出さないこと
- 誰かを気づつけたら、ごめんなさい、と言うこと
- 食事の前には手を洗うこと
- トイレに行ったらちゃんと水を流すこと
- 焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい
- 釣り合いのとれた生活をすることーーー毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと
- 毎日かならず昼寝をすること
- おもてに出るときには車に気をつけ、手をつないで、はなればなれになれないようにすること
- 不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。発泡スチロールのカップにまいた小さな種のことを忘れないように。種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。どうしてそんなことが起こるのか、本当のところは誰も知らない。でも、人間だっておんなじだ。
- 金魚も、ハムスターも、二十日鼠も、発泡スチロールのカップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。人間も死から逃れることはできない
- ディックとジェーンを主人公にした子供の本で最初に覚えた言葉を思い出そう。何よりも大切な意味を持つ言葉。「見てごらん」