お金大好きアラサー女子の探求心

お金大好きアラサー女子の観点から、お金を「稼ぐ」「貯める」「守る」「使う」についてご紹介します。

【初級】資金計画のための6つの計数の覚え方(FP3級への道)

こんにちは、お金大好きナナチアンです。

 

資金計画を立てるときに覚えなきゃいけない係数っていうのがあるんです。

本当に「うげっ!」って感じ・・・

 

これって実は必要ないんじゃないかな~ってFPの問題集を見たら、バッチリ載ってるし

もう、テストでるじゃんっ

 

ってことで覚え方を紹介しま~す

算数の時間ですよ★

 

 

 

係数の紹介

はい、サクっと行きます。

大丈夫です、後で復習するので今は覚えなくても!!

そして、覚えられたあなた天才☆

 

終価係数・・・現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める係数

現価係数・・・一期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める係数

年金終価係数・・・毎年一定期間を積み立てた場合の、一定期間後の元利合計を求める係数

減債基金係数・・・一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積立額を求める係数

資本回収係数・・・現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める係数

年金現価係数・・・将来の一期間にわたって一定金額を受け取るために必要な元本を求める係数

 

ちなみに、数値は問題文に出てくるので覚える必要はありません(よかったーっ!)

 

 

まずは複利のお勉強

複利についてご存じの方は、読みとばしちゃってください。

 

まず図をご紹介します

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うげって思いました?(笑)

大丈夫です。見てもらいたいのは2点だけです。

 

  • 赤の大きさがだんだん大きくなっている(2年目と10年目では10年目が大きい)
  • 10年で総額が倍(100から200)になっていること

 

次は複利ではなく単利のグラフです

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複利のグラフと比べますね

  • 赤の大きさが2年目~10年目で同じ
  • 10年後の金額が複利(200)より小さい(170)

 

今回は年率8%にしています。

 

【単利】

1年目の100(青)に8%をかけた8(赤)が毎年積みあがっています。

なので10年後は、

1年目の100(青)+8(赤)×9年=172(10年目)となります。

 

複利

2年目は、1年目の100(青)に8%をかけた8(赤)がプラスされます。

3年目は、2年目の合計(10+8)に8%をかけた8.64(赤)がプラスされます。

4年目は、3年目の合計(10+8+8.64)に8%をかけた9.33(赤)がプラスされます。

 

赤の面積が大きくなりましたね。

そして、パッと10年後の計算ができなくなりましたね(笑)

なので、この係数を利用しましょうということなんです。

 

利率8%、10年目の終価係数は1.999005

100×1.999005=199.9

これが複利のグラフの10年目の合計となります。

 

 

覚え方その①

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  • 名称に「終価」とつくものは受取額を求める。
  • 名称に「現価」とつくものは元本を求める。
  • 名称に「年金」とつくものは毎年積み立てる、又は毎年受け取る。

 

さて問題が「減債基金係数」と「資金回収係数」

ほんとうにややこしい・・・

 

私は「資金回収係数」を覚え、5つの係数以外を「減債基金係数」と覚えました。

第一段階の覚え方としてはまずまずですね(笑)

 

覚え方その②

もう一度同じ表を出しますね。

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名称は覚えられなくても、意味さえわかれば概算で問題は解けます(笑)ナナチアンはこれが多いです。

 

終価係数

係数は「1」より少し大きい数字になります。

 

例:元本100万円を年利2%で運用した場合に、5年後の受取金額はいくらか

受取金額は元本100万円に5年分の利息が上乗せされた金額となるため、元本の1.1041倍が答えとなります。

 

現価係数

係数は「1」より少し小さい数字になります。

 

例:年利2%で運用し、5年後に100万円を受取りたい場合、元本はいくらか

元本は受取金額100万円より利息分少ない金額となるため、受取金額の0.9057倍が答えとなります。

 

年金終価係数

係数は「1×(積み立てた年数)」より少し大きい数字になります。

 

例:年利2%、毎年20万円を5年間積み立てた場合の5年後の受取金額は?

受取金額は5年分の積立額に利息を加えた金額となるため、積立額の5.2040倍が答えとなります。

 

減債基金係数

係数は「1÷(積み立てる年数)」より少し小さい数字になります。

 

例:年利2%で運用し、5年後に100万円を受取るためには毎年の積立額はいくら必要か?

毎年の積立額は、元本から利息を差し引いた金額を、積み立てた年数で割った金額となるため、受取金額の0.1922倍(1÷5より少し小さい)が答えとなります。

 

資金回収係数

係数は「1÷(受け取る年数)」より少し大きい数字になります。

 

例:元本100万円を年利2%で運用しながら、5年間で取り崩した場合の毎年の受取額は?

毎年の受取額は、毎年利息で増える金額を、積み立てた年数で割った金額となるため、元本の0.2122倍(1÷5より少し大きい)が答えとなります。

 

年金現価係数

係数は「1×(受け取る年数)」より少し小さい係数になります。

 

例:5年間にわたって毎年20万円受取る場合、年利が2%のとき元本はいくら必要か?

元本は5年分の受取金額から利息を差し引いた金額となるため、受取金額の4.7135倍が答えとなります。

 

まとめ

本当にややこしーーーっ!!

丸暗記って、しばらく使わないと忘れちゃうから意味ないと思っています。だからこそ、使える知識にするために理屈を理解しておきたいのです。

 

試験では厳密ですけど、実際はなんとなくでいいんじゃないかな?もちろんFPを飯のタネにするなら話は別ですがっ!

 

ということでざっくり覚えて試験にそなえましょ~

 

今日もありがとうございました。