お金大好きアラサー女子の探求心

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ふるさと納税って本当にお得なの!? ふるさと納税について徹底解析

こんにちは。お金大好きナナチアンです。

 

昔から知ってはいたけどやってなかった、ふるさと納税をついにやってみました。

 

ナナチアンのモットーは、事前にある程度理解してからやる!!

今回は調べたことを共有します。

 

ふるさと納税って?

ふるさと納税とは、地方自治体へ寄付をすることで、税金控除が受けられる制度のことです。

 

特徴は4つ

  • 好きな地域の自治体に寄付できる(出身地可)
  • 寄付の使い道が選べる
  • お礼の品がもらえる
  • 所得税還付、住民税控除が受けられる

 

1つずつ見ていきます。

好きな地域の自治体に寄付できる(出身地可)

まずは寄付先を選ぶことができます。

 

ふつうは住民税は、前年度の12月末時点で住民票がある地域に、給与から天引きで税金を納めます。

ですが、同じ納めるなら好きな地域に納めたいという方はめちゃくちゃいいですね。

 

  • 正直、単身赴任で来ただけで今住んでるエリアに愛着ないんだよね〜
  • 地元を離れてみて、地元って有難いなって再確認した
  • 富岡製糸場が好きすぎて、ずっと素敵な状態で維持されてほしい
  • 被災地へ直接行ってボランティアはできないけど、せめてお金だけでも送りたい

など。

 

ナナチアンは、今まで住んだ地域には恩返ししてもいいかな、くらいの感覚なのでメリットというより特徴というイメージです。

 

好きな自治体に寄付できるのですが、今住んでる自治体に寄付するには注意が必要です。

自治体によっては、住民(住民票があり給与から天引きで住民税が払われる人)からの寄付には返礼品が送られない自治体もあります。

税金控除は受けられますが、実質負担2000円(後述)がかかりますので、返礼品なしでご自身の自治体に寄付するのは全くメリットがありません。

ぜひ、調べてから寄付してみてください。

 

寄付の使い道が選べる

寄付の使い道が選べます。たとえば、旭川動物園の運営管理費」(北海道旭川市)や、「東日本大震災の復興」(岩手県宮古市)など、寄付をする時に選ぶことができます。

 

住民税として納めていたら、公務員の給料や全く自分の関わりのないエリアの公共工事など、選べないですよね。

 

ナナチアンはそこまで思い入れはないので、地元の森林を守るという使途を指定しました。

ただ、税金っていろんなところに使われてるんだな〜って寄付の使い道一覧をみて思いました。

 

 

お礼の品がもらえる

よく話題になるやつですね。寄付をしたら実質2000円負担でお礼の品がもらえる!!と言われるしくみです。

 

どういうことかというと、たとえばある自治体に5万円寄付したら、後で4万8千税金が返ってくる(給与から差し引かれる税金額が減る)ことがメインで、寄付してくれてありがとうのお礼として自治体から特産物が届きます。

 

実際、特産物が目当てで寄付している方が1番多いかと思います。私の周りにあるふるさと納税の話題は、どこの何がたくさん入ってて美味しかった、ということだけです。

(選んだ寄付金の使い道などが話題に登ることはほとんどありません)

 

それでいいと思います。

個人的には、美味しそうなお肉は丹波牛も神戸牛も松坂牛もあまりよくわからない(笑)量と寄付金額で選んでしまいました(笑)

 

正直、今までふるさと納税をやってこなかった理由に、一人暮らしで地元の名産品をもらっても、一人で料理して食べることに魅力を感じなかったから。

2000円負担しないといけないですしね。

 

ですが、確かにおいしいお肉やお酒などは人とシェアして食べたいですが、米や野菜はありがたい。郵送で届くので荷物を運ぶ必要もありません。

返礼品をうまく活用できそうなら、ふるさと納税はとてもおすすめです。

 

所得税還付、住民税控除が受けられる

ふるさと納税をすると、税金の還付・控除が受けられます。イメージでいうと、所得税や住民税で払うものを、自分の選んだ自治体へ前払できる、という感じです。

 

たとえば、ふるさと納税を50,000円して返礼品をもらいました。正しい手続きをすると、所得税還付・住民税控除を合わせて48,000円してもらえるということです。

 

正しい手続きとは、2種類の方法があります。

  1. 確定申告
  2. ワンストップ特例

まず、確定申告ですが、ふるさと納税をすると、寄付を受けた自治体から受領書をもらいます。この受領書をもって確定申告をすると、所得税の還付・住民税の控除が受けられます。

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次にワンストップ特例ですが、こちらはふるさと納税特有の制度です。

ふるさと納税をする際にワンストップ特例申込書ふるさと納税のHPにあります)も一緒に自治体に送ります。すると、住民票のある自治体と寄付を受けた自治体がやりとりをして、翌年の住民税から納税分の控除を受けることができます。(所得税の還付は受けられません)

 

ワンストップ特例は確定申告をする必要がないので手軽なのですが、条件があります。

  • 確定申告が不要な給与所得者(自営業者は不可)
  • ふるさと納税は5団体以内

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ふるさと納税の注意点として、年収や家族構成などにより控除を受けられる上限が決まっています。上限以上のふるさと納税をしても、超過分は自己負担となります。

 

確定申告でもワンストップ特例でも還付・控除金額合計は同じです。ただし、住宅ローン控除などを利用している方は、ワンストップ特例制度を利用したほうが、全体の控除額が大きくなる可能性があります。

 

ふるさと納税のHPにシミュレーションのページがあるので、ふるさと納税をする前には必ず自分の状況を確認しましょう。

 

 

ふるさと納税って本当にお得なの?

答えはYesです。ナナチアン、計算しました。

ただし、2,000円以上の返礼品を受け取る場合に限ります。

 

計算方法は下記のとおりです。

例1)独身で年収300万円の場合→控除上限目安 約27,000円

20,000円分のふるさと納税をおこない、返礼品を受け取った。

 

【確定申告】

住民税基礎分(ふるさと納税20,000円ー2,000円)×10%=1,800円

住民税特例分(ふるさと納税20,000円ー2,000円)×(100%-10%-所得税率10%×1.021)=14,362円

所得税ふるさと納税20,000円ー2,000)×所得税率10%×1.021=1,838円

 

合計

住民税控除額1,800円+14,400円=16,200円

所得税還付額1,800円

 

【ワンストップ特例】

上記金額が、全額翌年の住民税から控除される。

 

※住民税控除は、6月に前年分の住民税の通知が届くので確認できます。

所得税は確定申告後、指定した銀行口座に税務署から振り込まれます。

※夫婦の場合や控除状況により変わるので、ふるさと納税HPのシミュレーションを参考にしてください。

 

ふるさと納税は1年間の寄付総額で計算されるので、10,000円寄付しても20,000円寄付しても、実質負担2,000円はかわりません。

つまり、ふるさと納税をやると決めたら、少しだけするのではなく上限近くまで寄付するほうが得する額が大きくなります。

 

だってそうですよね。10,000円寄付して返礼品を1つもらい8,000円還付を受けるのか、10,000円を2回寄付して返礼品を2つもらい18,000円還付を受けるのか。返礼品1つ分だけ得をしますね。

 

 

まとめ

ふるさと納税は実質2,000円で全国の自治体へ寄付できる制度です。返礼品に2,000円以上の魅力を感じる方にはとてもいい制度です。

 

ただし、確定申告やワンストップ特例の申し込みなど手続きも必要なので、もれなく申請してきちんと還付をうけましょう。